心に残る絵本『赤い蝋燭と人魚』 [絵本]
心に残る絵本というものは、大なり小なりみんなあるんじゃないかな?
本を探していると昔読んで、設定は覚えているけど、題名その他がこどもだったので
覚えていないという声に応えているサイトにぶち当たったりする。
なにせ、私も題名を覚えている方ではないので、「あ~わかるぅ」と思ってしまう。
そして、あるサイトで長年探していた絵本の題名をGet!できました。凄くうれしかったけど、
アマゾンで見たら、結構お高めな本で買うのを迷ってます。その話はまた今度(^v^)
元に戻って、この本は我が家のどこかしらにあります。うちはカオスだから(-_-;)
すごく幼いころにオバに、いわさきちひろの展示会に連れて行ってもらった事があります。
でも、この絵、子供のころは実はちょっと怖かった。
だってなんだか無表情だし、連れてってもらった所がまた秋のイメージ。あんまり詳しくは覚えてないけど。
いうなれば、日本人形的なちょい怖さというか。とにかく好みじゃなかったのです。
でもでも、この絵本だけは別。
いわさきちひろの絵の物悲しさがお話とぴったりと合っていて、いつまでも心に残る作品に
なっています。違う人の挿絵の絵本も出ているそうだけど、多分これからも私の『赤い蝋燭と人魚』
のイメージは、いわさきちひろなのだろうと思います。
絵はとてもシンプルだったような。墨で描いたような、でも赤い蝋燭は赤い色で描かれていて、インパクトがあったな。赤い蝋燭がちょっと不思議&よく考えればホラーちっく☆
内容:
わが子だけは明るいにぎやかな人間の街で育ってほしいと、冷たく暗い北の海に住む人魚の母親は願い、子どもを神社に捨てた。
その赤ん坊を拾ったのは蝋燭(ろうそく)つくりの老夫婦。神さまからの授かりものと大切に育てたが・・・。
ネットで調べればわかると思いますが、これは悲しいお話です。
基本悲しい話は苦手なのですが、いくつかは悲しくても素晴らしいと思う作品があります。
その一つがコレ。(+_+)人間の欲ってなんだろうって考えさせられた作品です。
ぜひ、手にとって欲しいです。
でも、あれだな当時の子供だった私目線からゆうと、だんぜん新しい酒井駒子さん(イラスト)を選びそう(笑)どっちかっていうと、こちらの方が私の好みの絵だから。
擦り込みって凄い。脳内が、もういわさきちひろの絵本バージョンになってるから受け付けなさそう。
しかし、興味はあるので新しいのも読んでみたいものです。機会があったら、児童書コーナーで立ち読みしよ~
ではまた☆