一風変わったファンタジー小説、『翼の帰る処』 [オススメ本]
翼の帰る処(ところ)上下
妹尾ふゆ子(せのおふゆこ) 幻狼ファンタジアノベルス
この小説もオススメ度が高いです(私の中で!)
アマゾンのカスタマーレビューの内容を読んで、購入しました(>_<)
皆さんのオススメ通り、当たり~って感じ。
タイトルに一風変わったと書いたのは、主人公が変わっているのです。
主人公のヤエトは、三十代後半(36歳)と年齢が高めな設定ですが、全然見た目、若くてハンサムです。
どこが変わっているかと言えば、主人公なのに、すんごく虚弱体質なのです。
尚書官という、ばっちり文系の職についている彼ですが、何を間違ったのか勢力争いに巻き込まれ、
北嶺の地に左遷されます。とっても高地で、夏でも寒いかもな所なのに、やばくない?
もちろん、やばいです。着任早々倒れて寝込んでるし。
普通左遷されて、辺境の地に飛ばされたら、限りなく落ち込みますが、夢が『隠居』のヤエトは、自分の好きに時間が使えるから、いっかと考えます。
長くは生きれないと言われ育ったので、執着が薄い!
で、プレ隠居を始められるかと思いきや、そうは行かないのがお約束☆
帝国の皇女がじゃじゃーんと登場!北嶺の太守としてやって来た!
私、実は皇女様大好きです❤だって、素直でいじっぱりで、賢くかわいいと、かなりアンバランス。たしか皇女は十代前半の少女です。金髪美形の騎士団長ルーギンには、『お子様』呼ばわりされちゃってますが。
皇女様が来ちゃってから、ヤエトは寝る暇けずっての仕事・・・
根がくそ真面目な彼。
北嶺の地の同僚の仕事がなっていので、苦言をていしたり、皇女と同僚の争いの間に入ったり、改善に奔走したりで、自ら仕事を増やす、増やす。大変ですね、ヤエトさん。
で、この話仕事だけの話ではないのです。実はヤエトは、ある力を持っています。この世界では、そのような力は神に与えられたもので、『恩寵』と呼ばれるもの。
ヤエトは、この力を周囲に秘密にしているのですが・・・・
と、ここからは、本編でお楽しみください。
初めのプロローグを読んで、何のこっちゃと思った私。話が進むにつれて、ああ!なるほどね、と納得しました。
上手く紹介を書けたか、自信がないので、アマゾンのカスタムレビューをご参考に!タダだし☆よく私はレビューを参考にさせてもらってます(>_<)どもども
↓下の映像かリンク文字をクリックすると行けるよ。
内容【本より】:「過去を視る」力を持つ帝国の史官・ヤエト。病弱な彼は、赴任先の北嶺で地味な隠居生活を送ることを夢見ていた。しかし、政治に疎い北嶺の民に悩まされ、さらには北嶺に太守として来た勝ち気な皇女に振り回され休まる間もない。だが、北嶺を知るにつれ、ヤエトはこの地に帝国の秘密が眠ることに気づいていく…。歴史の光陰が織りなす壮大なるファンタジーロマンの扉がいま開かれる―。
一押し、ファンタジー小説! [オススメ本]
発行:角川書店
- 作者: 荻原 規子
- 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
- 発売日: 2008/07/04
- メディア: 単行本